インター生に特化した家庭教師サービス
インター卒の大学生による『w/is』誕生

2023年５月、インターナショナルスクールに通う生徒を主な対象とした家庭教師マッチングサービス『w/is (ウィズ)』 が誕生しました。立ち上げたのは、インター卒の現役大学生４人。講師全員がインターの卒業生で、一般的な学校とは異なる学習環境にあるインター生の学習ニーズを熟知していることを強みに、独特なカリキュラムにも応じた高度な学習指導を実現します。さらに、インター育ちの”先輩”として、包括的なサポートも実施。インター生ならではの悩みや相談に寄り添い、受講生が充実したインター生活を送れるよう支援します。ありそうでなかった『インター生によるインター生のための家庭教師』サービス。革新的な取り組みについて、創設メンバーである笠原瑛二さんにお話を伺いました。

笠原　瑛二　さん
w/is 代表。アオバインターナショナルスクールを経て、2021年セントメリーズインターナショナルスクール卒業。早稲田大学政治経済学部在籍、現在、長期インターン中。2023年インター生向け家庭教師事業『w/is』を立ち上げ、インターナショナルスクールコミュニティーの盛り上げに注力している。

インター生によるインター生のための家庭教師

－インター生に特化した家庭教師サービスを開始した背景は？

笠原　創業メンバー４人は全員がインターの卒業生なのですが、在籍中に苦労した経験が共通していました。例えば、インターのカリキュラムは独特ですし、特異性を理解してくれる塾や家庭教師は少なく、学習指導者を探すのに苦労したこと。学校生活の悩みや進路について気軽に相談できる相手も場所も少なく困ったことなどです。インターを卒業した僕らだから、分かることや、できることがあるのでは、という発想のもと、『学業だけでなく、いつでも頼れる”先輩”として相談できる』を理念に、事業を開始しました。

卒業生ならではの実践的な知識やアドバイス

－w/isの特徴について教えてください。

笠原　まず一つ目は、インターの卒業生ならではの実践的な知識による指導が可能なことです。

インターの独特なカリキュラムに対応して高度な学習指導を可能にするには、”攻略方法”を知っている必要があります。その点、講師たちは在籍中に、成績向上のための戦略を築いていたり、失敗や成功の経験も持っていたりしますので、それらに基づいた実践的なアドバイスが可能です。教材の一つとして、講師たちが自身の学習時に作成したノートを活用していることも独特だと思います。講師間で複数のノートを共有することで、さまざまな学習ニーズに対応できます。在籍中に培ってきたそれぞれのノウハウを講師間で共有することで、受講生の学習効率を上げ、理解に導きます。

二つ目は、講師がインター生の生活環境や悩みを理解できることです。

一般の学校とは違う独特な生活環境の中での悩みは、当事者でなければわからないことが多いのが現実です。講師らは全員が経験者ですので、理解し、寄り添い、アドバイスすることができます。部活動の悩み、勉強の仕方、進路の相談、海外大との併願先など経験者としてのアドバイスは貴重。家庭教師という立場ですが、年齢も近く、身近な”先輩”でもあり、学生生活全般をサポートできるのは私たちの強みの一つです。

三つ目は、インター生ならではのニッチなニーズに特化した講師を選べることです。

w/isの講師陣には、「IBDPで満点（45/45）獲得」「レスリングのFar East Tournament優勝」（全国大会優勝に相当）などさまざまな経験やバックグラウンドを持つ講師が所属しています。例えば「部活に本気で取り組みながら難関大に合格したい」「海外大と併願しながら国内大の入試対策がしたい」「SATの高得点を取得したい」といった希望があれば、その”経験者”を広いネットワークから募ります。「海外大と併願で合格した」「2日間の勉強でSATスコアを130点向上させた」などといった実績を持つ講師を選び出し、時間の使い方や学習方法などのノウハウを、直接、指導をうけることができるのもw/isならではだと思います。

保護者面談でぴったりな講師を選出

－講師との相性も大事だと思いますが、どのようにマッチングしていますか？

笠原　講師とのマッチングプロセスは、とても重視しています。まず、保護者との面談を通じて個々のニーズを把握します。面談では、受講生の課外活動や専攻科目の実績だけでなく、性格など広範囲にわたる詳細なヒアリングを実施。その結果に基づき、経験や性格を考慮した講師を選んで、受講生一人一人に最適な講師をマッチングしています。

徹底的なクオリティーコントロール

－指導内容や講師のクオリティーをどのように保ちますか？

笠原　家庭教師事業において、受講生と講師との間にミスマッチが起きることは、珍しいことではありません。私たちは、このミスマッチを防ぐため、講師・指導内容の品質管理を徹底しています。具体的には、保護者や受講生と定期的に面談を実施し、講師ならびに指導内容について評価をしていただきます。この評価は、講師と運営者で共有し、改善する必要があれば柔軟に対応していきます。定期面談以外にも、毎月または各テスト後にアンケートを実施し、受講者から直接、意見を聞き取りとります。その結果をカリキュラムに反映させることで、ミスマッチを最小限に抑えます。もちろん、講師自身のレベルアップも欠かしません。定期的な勉強会を実施し、学習指導の進ちょく状況を報告をしながら、最新の情報交換やケーススタディを通じて相互に学び合う機会を設置。自分たちが求めていた質の高い学習指導の維持に徹底的に取り組んでいます。

インター生ならではのニーズに対応できる革新的な家庭教師サービスw/is。指導対象は、エレメンタリー、ミドル、ハイスクールなど幅広い世代に対応しており、AP／IBの科目テスト、SAT、TOEFLといったテスト専門のコースも展開しています。指導は、対面、オンラインともに選択可能。インター生だけでなく、海外大を志望する高校生や帰国子女といった高度な英語学習が必要な学生の受講もできます。インターを卒業した現役大学生によるw/isで、最適な家庭教師を探してみてはいかがでしょうか。

原稿：eduJUMP！編集部
編集・構成：原知子