事例&レポート

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構想力

異質な知の融合から探る、組織の多様性とキャリアの未来

リベラルアーツ六観講座

異質な知の融合から探る、組織の多様性とキャリアの未来
第11期 集合研修(後半)

本記事では、リベラルアーツ六観講座集合研修についてレポートします。「組織の多様性」と「キャリア自律」の未来を探るべく、白熱した議論が交わされました。

実施の背景と目的

リベラルアーツでは多分野の知識を雑学で終わらせず、組織論の視点で統合することを目的としています。集合研修などのディスカッションを通し、ビジネスパーソンの構想力や戦略立案の前提となる「世界観=自論」を形成できます。

対象者

  • 次世代リーダー

カリキュラムの概要

研修内容

リベラルアーツ六観講座後半の内容を最新の科学的知見や古典的文献を用いて、深掘りします。
研修終了後にも、ワインとリベラルアーツのつながりに話題を移して解説が続きました。

リベラルアーツ六観講座集合研修20260312

ワークショップやグループディスカッション内容

今回はAirSearch で公開中の「名著で学ぶ組織人材マネジメント」のディスカッション課題も取り上げました。


1.遺伝子とエピジェネティクスが明かす「こころ」
・心の働きは遺伝子の影響を受けることが解説されました。
・遺伝子は静的な設計図ではなく、環境適応のために発現する「レシピ」であるというエピジェネティクスの視点が提示されました。
・エピジェネティクスが子孫に継承される「社会的遺伝」の問題も提起され、格差の固定化に対して企業や社会がどう対処すべきかという課題が問われました。

2.「異質との交雑」とダイバーシティの本質
・生物学や人類の歴史において、変化への対応には「異質との交雑」が大きな鍵を握ってきたことが紹介されました。
・日本は歴史的に「文化や技術」は取り入れてきたものの、構成員自体の「交雑」は少なかった点が指摘されました。
・人材の入れ替えが容易でない日本企業において、いかにして異質な知を交わらせ、変化対応力を高めるかが議論の的となりました。

講師の紹介

高橋俊介氏 ピープルファクターコンサルティング代表

研修の成果と参加者の声

参加者の感想

「遺伝子の交雑という視点から、組織のダイバーシティの本質を学べました。講師の深い問いかけや、メンバーとの対話を通じ、経営目的に即した風土づくりの重要性を痛感。視界が開ける濃密な体験でした。」

「第4観「人間観」の集合研修では、書籍の膨大な情報から要点を整理して解説いただき、本質的な理解が深まりました。多様な背景を持つ仲間との対面議論で視野が広がり、懇親会も含めて新たな「つながり」を築ける大変有意義な機会となりました。」

リベラルアーツ六観講座集合研修20260312

研修後の行動変化

今回の研修を通じて、生物学やエピジェネティクスといったリベラルアーツの広大な視座から、日々の組織マネジメントやダイバーシティを見つめ直す重要性が浮き彫りになりました。

今後の展望とまとめ

研修を活かした今後の取り組み

表層的な制度導入に留まらず、人間の本質や社会の歴史的背景を理解し、一人ひとりが自律的にキャリアを築くことが、これからの不確実な時代を導くリーダーの力となることが確認されました。リベラルアーツ六観講座では6セッション中、集合研修が2回、ディスカッション会が4回あります。受講生は今後のディスカッション会を通じて、より議論を深めてゆく予定です。

まとめと今後の期待

科学や歴史の視点から組織と人間の本質を捉え直した今回の白熱した議論のように、多角的な知見の融合はこれからの不確実な時代を導く確かな力となります。受講生の皆さまが、本講座で培った経営の核心に迫る「自論」をそれぞれの組織で実践し、次世代のリーダーとして新たな構想力を存分に発揮されることを期待しております。
次回の「リベラルアーツ六観講座」でも、共に学び、さらなる「自論」を磨き上げていけることを楽しみにしております。皆さまのご参加をお待ちしております。

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