事例&レポート
大前研一が着目した築地~豊洲を巡るワーク
構想力・イノベーション講座
築地・勝どき・晴海・豊洲を「自分ならどう変えるか」──半日実践型ワークショップ
未来を構想する力は、机上の空論では身につきません。Aoba-BBTの「構想力・イノベーション講座」では、大前研一が未来を構想した東京湾岸エリア(築地・勝どき・晴海・豊洲)を対象に、現地を実際に歩いて課題と可能性を肌で感じたうえで、「自分ならどう変えるか」を言語化・視覚化する実地ワークを実施しました。
10名のリアル参加者と1名のオンライン参加者が、展望スペースから地域を俯瞰、豊海水産埠頭などの視察を経て、生成AIで未来の都市構想をカタチにするプロセスを体験。各チームの構想案には独自の視点が光り、想像力と実行力を刺激する濃密な時間となりました。
実施の背景と目的
今回のワークショップは構想力・イノベーション講座(3期)のプロセスであり、受講生は自らの事業構想案をこれからかたちにしていく段階です。机上ではなく現地を歩いて解像度高く観察し、「自分ならどう構想するか」という視点を養うことを目的としています。
あわせて、構想の起点となる「現場感覚」と「構造的な捉え方」を体得してもらうことをめざしました。当講座では生成AIなどの技術も使いますが、最終的には“自分の構想力”を軸にできる人材の育成を目指しています。
対象者
- 経営幹部層~課長層
- 起業をめざす個人
カリキュラムの概要
研修内容
- 展望スペースから該当地域と羽田空港、京浜運河、横浜、ディズニーランドなどとの位置関係を俯瞰して把握
- バス移動、一部エリアは徒歩で視察
- ワークショップ(個人ワーク、グループワーク、発表)
- 懇親会
ワークショップやグループディスカッション内容
エリア全体を俯瞰するため展望場から見た後、バスに乗って新橋エリア~豊海~晴海~豊洲市場を移動し、一部地域は自分の足で歩くことにより、当地域を観察、課題を把握しました。
その後、セミナー会場に移動の上、生成AIも使いながら個人で構想をまとめた後、3~4人のグループで案をまとめて発表しました。生成AIを使うことにより、より自分たちの課題を深めたり異なる視点を得られる実感を持った方も多かったようです。
ワークショップ後には懇親会も開催され、飲みながら自分たちの事業構想について語りながら懇親を深める姿が見られました。

講師の紹介
政元 竜彦 株式会社Aoba-BBT 取締役副社長
研修の成果と参加者の声
参加者の感想
生成AIによる構想のビジュアル化で、これまで気づいていなかった新たな課題が見えた
研修後の行動変化
- 俯瞰(鳥の目)、現地観察(虫の目)を体感できるようになった
- 生成AIを構想に利用できるようになった
- 自分ごととして課題を考え、長いスパンで構想できるようになった
今後の展望とまとめ
研修を活かした今後の取り組み
受講生は自身の事業構想案を詰め、6月最終週からは、事業を起こした経験を持つ専門家との1on1、7月中旬には中間発表を予定しています。
継続研修の予定
- 6/23~:1on1実施
- 7/2:生成AIセミナー(生成AIの最新動向と事業構想)
- 7月中旬:中間発表
まとめと今後の期待
構想力・イノベーション講座では2回の実地ワークを実施しており、今回の受講生にとっては2回目のワークでした。今後、映像講義で大前研一が構想した時の発想術を学びつつ、自分の課題意識と向き合い、自社や社会経済技術の今後の展望を見つめながら、事業構想案をつくりあげていく時期に入っていきます。