事例＆レポート

2015年にスタートしたAoba-BBTの「チームリーダーシップ・アクションプログラム（TLAP）」は、自己を起点にしたリーダーシップを発揮するために、その拠り所となる自分の軸（BE）を確立するプログラムとして、開講以来800名を超える方に受講いただき、23期目が2025年6月に開講しています。

今回は、自分の軸を確立するための第一歩として、ワークを中心とした自己分析・他者理解を行った第一回集合研修の様子をご紹介します！

実施の背景と目的

プログラム受講者は、６ヶ月間でリーダーとしての自分のあり方（リーダーとしての軸）を定め、それを実現するために自身の行動変容を実現します。

この度の研修は、第一回集合研修として阪田陽子講師にご登壇いただき、まず軸の基となる「自分自身」に対しての理解を深めました。自身の価値観・感情など、定性的な面を他者のフィードバックも受けながら言語化・定量化し、「自分自身」にしっかりと焦点を当てる１日となりました。

対象者

• プレーヤー→リーダーへの転換を求められている人材
• 既にリーダーだが、自身のリーダーとしての在り方を見直したい人材

カリキュラムの概要

研修内容

1. イントロダクション・ウォーミングアップ
2. 内的自己認識力を高める（言語化ワーク・チーム共有）
3. 外的自己認識力を高める（対話ワーク）
4. クロージング・事務局メッセージ

ワークショップやグループディスカッション内容

阪田講師からリーダーにとっての自己認識力の重要性を説明いただきながら、受講者は様々なフレームワークを通して自分自身について思考を深め、言語化を行いました。同時に他者との共有を行う事で、自己評価と他者評価のズレに気づき、ありたい姿に向けて自分自身を調整するための契機となりました。

阪田講師の場づくりの中、受講者は互いに率直なフィードバックを送りあい、その言葉に真摯に耳を傾け、「自分のあり方を考える上で非常に有益になった」との声が出ていました。

最後に事務局からも改めてリーダーとしての歩みを進めるため、本日の学びを活かして行動に移す・実践する事をメッセージとしてお伝えしています。

講師の紹介

阪田 陽子氏　ビジネス・ブレークスルー大学　オープンカレッジ講師

研修の成果と参加者の声

参加者の感想

「自身の価値観についていままで深く考えてこなかったが、今回の講義を通じて自分が何のために働いていてそのために実現したいことが整理でき、良い機会になった。記載した事項を一つ一つ実現できるよう行動に繋げていく」

「グループリーダーになったばかりで、暗中模索、試行錯誤の中やってきたが、プログラムの中で『とりあえずやる』『実行する』重要性をひしひしと感じてチーム運営を進めている。プログラム中この姿勢を継続していきたい」

研修後の行動変化

• 様々な角度から自身を客観視・言語化した事で、「リーダーとしてのありたい姿」を描く下地ができた
• ワークを通して他者の意見が自身にとって有益だと実感した事で、チームビルディングを行う動機を得た

今後の展望とまとめ

研修を活かした今後の取り組み

今回描いた自分自身への理解を起点に、映像講義やテキストディスカッションも引き続き活用しながら、今後は異業種間でのチーム活動に移っていきます。
多様性のあるチーム内で「自分自身とは？」について議論を深め、ありたい姿を見据えた自己変革のために実践を進める事で、自分を起点にチームに対して働き掛け、成果を作れるリーダーを目指します。

継続研修の予定

• ７月下旬：第二回集合研修　チームコーチング・キックオフ
• ８月以降：チームコーチング（4-5人での相互支援・アクションプラン設定）
• １１月：第三回集合研修　学びの昇華・リーダーとしての宣言

まとめと今後の期待

当プログラム「チームリーダーシップ・アクションプログラム」は、６ヶ月間の自己起点リーダー育成プログラムとして構成しています。
第一回集合研修を皮切りに、アセスメント・コーチング・映像講義・チームでの活動などを通して、リーダーシップを発揮するための自分自身を確立していきます。