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2,000人の経営人材候補を育成してきた責任者が語る。次世代リーダーの育成とその必須要素

2,000人の経営人材候補を育成してきた責任者が語る。次世代リーダーの育成とその必須要素

変化が激しい時代では、前例を踏襲するだけで企業が持続的な成長を果たすのは困難です。しかしながら、現在の経営幹部候補は、従来のビジネスで成果をあげてきた人が大半なのではないでしょうか。経験は大事ですが、過去のやり方を踏襲したり、自社・自業界だけを前提にビジネスを考えていては、強みを進化させたり新しい方向性を見出していくことはできません。 企業が持続的に成長していくには、今までとは違う新しい方向を打ち出せる「次世代リーダー」を育成し、個性と意欲ある「出る杭」を見つけ出していくことが重要です。

私たちBBTは、1998年に創業以来「世界で活躍するリーダーの育成」をミッションに、国内外で活躍するビジネスパーソンが働きながらリーダーをめざすためのプログラムを開発し提供してきました。本記事では、数々のプログラムの中で経営人材候補を2,000人以上育成してきた「BBT経営塾」講座責任者より、次世代リーダーの育成と必須要素についてお伝えします。
※本ページ最後に、「BBT経営塾」資料のダウンロード方法をご案内しています。

次世代リーダーとその育成

企業が持続的に価値を創出するための経営戦略であり、「攻め」のガバナンスでもある

次世代リーダーとは、次の時代を担う経営者候補・経営幹部候補を意味する言葉です。 企業は次世代リーダーの要件を定め、そこにふさわしい人材層を特定して「人材のプール」を組成し育成していきます。 最近では、激しく変動するビジネス環境にいち早く対応するために経営を若返らせるべく、次世代リーダー候補の選抜と育成は、年々若年化する傾向があります。

5年後、10年後のビジネス環境から自社の位置づけを図り、その時に求められる経営者の人物像や要件を描き、育てることは、最も重要な経営戦略であると言っても過言ではないでしょう。

次世代リーダー育成は、上場企業の企業統治(ガバナンス)を定めた「コーポレート・ガバナンス・コード」でも、主要な項目として位置づけられています。例えば、取締役会に対して後継者育成計画へ主体的に関わることや、経営者の選出・解任における客観性・適時性・透明性ある手続きの確立を求めるなどです。次世代リーダーの育成は、もはや人事部だけが担うものではなく、人事部と経営陣がつながりをもって行うべき重要課題であり、企業がステークホルダーへ明らかな意思を表明するための「攻めのガバナンス」であるとも言えます。

BBTが考える経営人材の必要要素

育成において重要なのは、どのような人材要件を次世代リーダー像に設定するかです。 設定に関しては、自社が創出していく価値や個社性を重視しながら、議論を続けていくことが大事です。 図は、BBTが考える次世代リーダーについて、その必要要素をまとめたものです。

BBTが考える経営人材 構想力

BBTが考える経営人材の必要要素① 構想力

なかでも一番重要な位置づけにあるのが「構想力」です。 これから加速するAI時代で人間にしかできないことは、新たな価値を生み出すことです。 構想力は、戦略や事業計画の根幹をなし、先を見通す先見力やイマジネーション、インスピレーションに基づく「見えないものを見る力」です。

例えば、ウォルト・ディズニーは、周囲の反対を押し切って、フロリダ州のワニしかいない湿地帯に未来実験都市(EPCOT)をイメージしたディズニーワールドをつくることを構想しました。ほとんどの人には広大な沼地しか見えない中、ウォルト・ディズニーには、子供から大人まで楽しめる長期滞在型のテーマパーク&リゾートの景色が見えていたのでしょう。

多くの企業が従来の事業構造だけで生き残ることが難しくなっている現在、新しい価値を生み出すための構想力は、次世代リーダーにとって最も必要な要素です。

ITからAIをベースとした社会に転換される中、変化を推進力に変え、企業の方向性を転換する。そのような次世代リーダー育成をBBTは目指しています。

BBTが考える経営人材の必要要素② リーダーシップ

構想して描いた景色をもとにビジョンを描き、その実現に向けて人を動かしていく力がリーダーシップです。ほかの人を演じるのではなく、自身の価値観と信念をもって、心からリーダーシップを発揮できるよう、BBTではやり方やスキルを超えたリーダーシップ力の獲得をサポートしています。

BBTが考える経営人材の必要要素③ 戦略的思考

スキルを極めるだけでは、ビジネスの世界で勝ち得ることはできません。合理性は必要ですが、経営者になる前から経営者の視点で基盤的な知識を拡げ、思考を繰り返して洞察力を鍛えることが大事です。また、ビジネスにおける失敗経験も重要です。修羅場や失敗経験を糧にリスクを取るべき時は取り、情熱と信念をもってやり抜くマインドが欠かせないでしょう。

BBTが考える経営人材の必要要素④ 経営マインド

スキルを極めるだけでは、ビジネスの世界で勝ち得ることはできません。合理性は必要ですが、経営者になる前から経営者の視点で基盤的な知識を拡げ、思考を繰り返して洞察力を鍛えることが大事です。また、ビジネスにおける失敗経験も重要です。修羅場や失敗経験を糧にリスクを取るべき時は取り、情熱と信念をもってやり抜くマインドが欠かせないでしょう。

次世代リーダー育成における研修の役割

次世代リーダー育成においては、自社が創出していく価値や組織の強みなどを議論しながら進める必要があります。研修において自社だからこそできる要素は非常に価値が高いものだと思います。

他方、私たちBBTだからこそできる支援があります。それは、DXやSXなど最新のビジネス潮流を知り、過去ではなく今現在のビジネス環境で経営者としての思考や判断力を養うトレーニングを積むことです。これにより、経営者は時代の変化へ対応するのではなく、むしろ構造変化をリードする立場であることを体感いただけるかと思います。

そして、異業界や異業種の次世代リーダーが集い学ぶ環境では、相互に意見を交わし、時には建設的な批判を受けることもあるでしょう。自身が身を置いてきた環境を超えて、異なる業界や企業の考え方に触れることで、これまでの殻を破って新しい思考に辿り着くことができます。 研修はオンラインを活用しているため、時間と場所を選ばないほか、通勤などの隙間時間にも絶えず学習にのめりこむことができるのもBBTの学びの特長です。どうぞお気軽に、貴社の次世代リーダ育成についてご相談ください。

話し手

政元 竜彦
株式会社Aoba-BBT 取締役 副社長

政元 竜彦

大手総合商社にて、主にオセアニア地区の植林、木材加工事業に従事。
約4年にわたる海外駐在時には、海外事業のマネジメントを経験。
株式会社ビジネス・ブレークスルー入社後は、編成制作局長として、全コンテンツの企画立案、制作に関与。経営塾受講生に対するセミナー講師も務める。慶應義塾大学経済学部卒業。

『企業研修プログラム~戦略思考・構想力を身につける~(公開講座)」資料をダウンロード頂けます。若手プール人材の経営視点獲得や、幹部候補生に向けた研修としてご活用いただけます。詳しくは、お気軽にご相談ください(研修で実現したいことや解決したい課題を入力フォームの自由記入欄にご記入いただけると幸甚です)。

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