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DX(デジタルトランスフォーメーション)の考え方

DX(デジタルトランスフォーメーション)の考え方

本記事は、ビジネス・ブレークスルー(BBT)が提供する、7,000時間超の優良ビジネス動画が見放題の学習サービス「AirSearch」より「DXライブ 01 デジタルトランスフォーメーションの考え方(1) 講師:ビジネス・ブレークスルー大学大学院 経営学研究科長、ルミエンスLLC代表パートーナー 今枝昌宏氏」を一部抜粋した内容です。

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DX(デジタルトランスフォーメーション)の考え方

第4次産業革命以降、世界は価値の供給手段や企業モデルの変遷を経てきました。デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、今後、組織は何を再構築すべきなのでしょうか。デジタル技術による組織の変容を調査し、特に競争優位性の観点から様々なモデル化を検討します。今回は、DXの思想と必要性をについて概観し、戦略を超えた意味を探ります。

DXには、企業活動のあらゆる側面での改革が必要です。改革は、過去の資産が大きい歴史のある企業ほど難しいといわれています。そこで、DXコンサルティングファームであるエミネンスLLCの代表パートナーである今枝昌宏氏に、既存企業がDXにどう取り組むべきか、DX時代の制度や組織はどうあるべきかを伺いました。

今枝氏は、既存企業のDXへの取り組みとして、
・顧客層の理解とニーズの先読み
・データに基づく意思決定の活用
・顧客要求に迅速に対応するためのアプローチ革新

の3点に注力すべきと主張しています。

また、トップダウンで意思決定を行うのではなく、組織内のあらゆる階層が協働してアイデアを生み出すアジャイルな環境づくりを目指すべきといいます。つまり、チームや部門が協力して新たな市場機会に向けて努力できるようなプラットフォームを確立することが重要なのです。さらに、データの活用状況を定期的に評価し、意思決定を行うことが重要です。そうすることで、どの領域が成果を上げ、どの領域が不足しているのかを迅速に把握し、DXに俊敏に対応できるようになります。

DXとは、企業が外部環境の大きな変化に適応して、サービスや製品、コマースモデルをデジタル化することです。さらに、ビジネスモデル自体をデジタル化し、7つのS(構造、システム、スタッフなど)を動機として、企業が競争優位性を獲得することを目指します。

マッキンゼー・アンド・カンパニーの「7Sモデル」は、組織を3つの「ハード」と4つの「ソフト」の7つの要素に分類したフレームワークのことをいいます。組織の問題解決を最適化するためには、この7つの要素の相互関係を考慮する必要があると、7S理論では強調しています。

ハード面:組織構造に関する要素
(1)戦略(Strategy)
(2)組織構造(Structure)
(3)システム(System)

ソフト面:人に関する要素
(4)共通の価値観(Shared Value)
(5)スキル(Skill)
(6)人材(Staff)
(7)組織風土(Style)

近年、企業におけるITの導入は限定的なものになりつつあります。デジタル技術を持つ企業は、事業・製品・顧客を結びつけ、実用性のあるプラットフォームを提供することができます。こうした産業構造の変化により、顧客データはプラットフォーム(PH)で一括管理され、そのようなデータを持たない企業は競争優位性を保てないことを意味します。
競争に打ち勝つためには、戦略、企業文化の変革、PHの理解、ダイナミズム、エコシステム、法律やルール形成にはDXが必要です。

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